植物の力を借りながら。


by sense_of_wonderY
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春まだき。

ご無沙汰いたしました。
なかなかブログ更新もせず、TwitterやらFacBookで遊んでおりました。

東日本大震災から1年がたち、遅々として進まないいろんなことに
思いは至るものの、個人の力のなさに最近ちょっと沈みがちです。
原発の問題もまた、行ったり来たりで・・・心配ばかり。








それでも日常は動いて行く訳です。
世の中の停滞を象徴するかのように、今年は季節もなかなかゆっくりしていて
春もまだまだ・・・
温かくなったかと思うと、またすぐ寒くなり。
三寒四温の季節ではありますが、今年は本当にいつまでも寒いですね。

おかげで?いつもはそろそろ散り始める早咲きの桜はまだちらほらとしか咲かず
庭の梅の木もまだ満開になりません。(遅咲きの木ではありますが)
チューリップも早々に芽を出していたものの、茎が伸びてきません。
ことによると、このまま花芽が育って茎が伸びきらないうちに開花してしまうかも。
庭のとっさきの一番日当りの良い場所に植えてあるチューリップは
満開になりましたが、どれも茎が短いままです。

植物界も長引く冬に戸惑っているのでしょうね。

今週は子供たちが留守なので、ひさしぶりに展覧会にも出かけました。

竹橋の国立近代美術館へジャクソン・ポロック生誕100年記念回顧展。
日本国内で現在確認されているポロック作品のすべてと、
海外からも主立った作品が来ていて、非常に見応えのあるものになっていました。
いわゆるポーリングというポロック独特の技法に到達するまでの、
具象画を描いていた初期からの70点あまりの作品が時代にそってみられます。
人も少なく非常によい環境で干渉することができて、満足でした。

ポロックの作品は「カオス」という表現を伴って評価されたようですが、
彼の本当の理解者からは、大変高く評価され、今ではアメリカ最高峰の画家という
賞賛を得ていますが、作品の前にたってみると、そこにはカオスではなく
静謐な空気感と、調和という感じを受けました。
晩年はアルコール依存症にも陥り、ポーリング、オールオーバーといった
彼が確立した作風に到達した後に、そこにとどまらず、次を模索するという
前衛画家としての苦悩のなかで、わずか44歳という若さで自動車事故で亡くなります。

黒いエナメルのみのポーリングで表現された横長の小品は、その前にたつと
まるで「書」のようにも感じられ、非常に高い精神性が汲み取れます。
流れるような線と、余白とのバランスは正に「書」でありました。

皇居周辺の桜もまだまだ開花はしていませんでしたが、
ゆっくりと1人の時間を満喫した一日になりました。
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by Sense_of_wonderY | 2012-03-30 10:26 | 日々の思い。