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植物の力を借りながら。


by sense_of_wonderY
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入浴によいハーブはなんでしょう。

入浴によいハーブはなんでしょう。_f0052603_1612339.jpg


朝から小雪がちらついて、けっこう降り続いています。
底冷えして寒い一日ですね。
こんな日はあったかい温泉にでもつかってゆっくりしたいものです。

*写真は「植物園へようこそ!」のサイトより拝借しました。



友人がハーブティーを飲み始めたのをきっかけに
ハーブに興味を持ち始めたようです。
歌詞に出てくるハーブの名前に気づいたとか。
入浴剤も買って使ってみたとか。
ちょっとうれしい報告を聞くと、私ももっとお手伝いできたらと
考えたりしますから。

入浴によいハーブはなんでしょう。_f0052603_16153170.jpg

実際に入浴にハーブを使うとなると何がいいのかしら。
効果から考えるとあたたまるものや、リラックスできるものとか
美肌効果があるものとか・・・。
いろいろな事が考えられますね。
ただ、ドライハーブを使うとなると、そのものを直接に湯船に入れても
あまり効果が期待できないと思います。
お茶もそうですが、ハーブも沸騰したお湯で抽出しないと
有効成分が引き出せないことがほとんどですから。
つまり、ハーブをお風呂で有効に使おうと思ったら、ハーブティーに
するより多めの量で濃いめに抽出したハーブ液をお湯に加える、
ということになるでしょう。
また、ドライハーブの抽出液は「香り」という点においては、アロマ
テラピーの精油にはとうてい及びませんから、香りを楽しみたいという
方はやはり精油を使う方がいいと思われます。
もちろん、生のバラの花をどっさりつかうとか、ローズマリーが大量に
あるので、などという場合は別として、ドライハーブの場合は残り
カスが浴槽や排水溝を汚したりしますし、扱いが面倒でしょうし。
いずれにせよ、植物そのものを直接浴槽へ入れる時には、ネットに
いれるなどの工夫をしないと大変です。

また、ハーブ液は蒸気にも有効成分(精油)が含まれているので
それも無駄にしないように熱いまま入れる方がいいのですが、この時は
火傷に十分に気をつける必要があります。
くれぐれも裸になって熱湯を注ぐようなことはやめましょう!(笑)

アロマクラフトでよくつくる手ごね石鹸(苛性ソーダを使わず、粉末の
ソープベースにハーブ液などを加えて手でこねて成型する石鹸。
熟成させないので1週間程度の乾燥期間で使う事ができます)には
私はよくラベンダーやローズマリーなどのハーブをそのままいれます。
これはゴマージュ効果もあり、ほどよい肌ざわりが気に入っています。

ハーブは用の東西を問わず、昔から薬草学としてその土地土地の植物の
特性を見極めて使ってきた「知恵」のつまったものですから、ある意味で
西洋医学の化学的な薬品に比べて遥かに安全で、穏やかな効果があり
日常的に私たちが使うのには適しているように思います。
もちろん、それでなにかを「治療する」ということよりも、むしろ未然に
防ぐという予防医学的な意味合いを重視してつきあうべきでしょう。

安全というハーブであっても、やはり連用による弊害(肝臓に負担を
かけたり、というような)はありますから、適切な使い方をすることが大切。
先日ご紹介した「NO-MU-BA-RA」にしても、やたらめったら大量に
とるべきではないと思います。
by sense_of_wonderY | 2008-02-06 15:55 | aroma&phito